一応、Ubuntu-10.10-desktop-amd64を想定しておきますが、それ以外のUbuntuバージョンでも大体同じ手順で行けると思います。
今までの手順
まずは今までどうだったかというと、
$ sudo add-apt-repository "deb http://archive.canonical.com/ lucid partner"
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install sun-java6-jdk
これでインストール出来てたはずなんですが、現在だと「そんなもんありませんぜ!」と怒られてしまいます。 $ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install sun-java6-jdk
(正確にはこんなメッセージ)
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
パッケージ sun-java6-jdk はデータベースには存在しますが、利用できません。
おそらく、そのパッケージが見つからないか、もう古くなっているか、
あるいは別のソースからのみしか利用できないという状況が考えられます
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
パッケージ sun-java6-jdk はデータベースには存在しますが、利用できません。
おそらく、そのパッケージが見つからないか、もう古くなっているか、
あるいは別のソースからのみしか利用できないという状況が考えられます
E: パッケージ 'sun-java6-jdk' にはインストール候補がありません
これはなぜかというとこちらのニュース(マイナビニュース)。
Sun Javaはそもそもなくなってしまったのと、今後はOracleのオフィシャルダウンロードサイトからダウンロードせよとのこと。
新しい手順
では、これからはどうやるのかというと、
ずばりOracleのJava SE Downloadsサイトからパッケージをダウンロードしてインストールします。
現在はJava7推しで一見するとJDK6が見当たりませんが、ちょっと下にスクロールしてやるとJDK6のDownloadリンクを見つけることができます。
(今ですと、Java SE 6 Update 31が最新のようです。以降、このバージョンを想定しての説明です。)
※おそらく今後は最新バージョンしか容易にはダウンロードできないようになりそうなので、新しいバージョンが出て来た際は、また確認ということで。
Downloadのリンクを踏みまして、"Accept License Agreement"にチェックを入れてから、Linux x64 (64-bit)となっている「jdk-6u31-linux-x64.bin」をダウンロードしましょう。(※Intel Itanium版についてはよくわからんのでスルーです)
$ chmod a+x jdk-6u31-linux-x64.bin
$ ./jdk-6u31-linux-x64.bin
"Press Enter to continue....."と聞かれたらEnter
(ブラウザが開きます。がそちらは置いといて、)
$ sudo mkdir /usr/lib/jvm
$ sudo mv jdk1.6.0_31 /usr/lib/jvm/
$ cd /usr/lib/jvm
$ sudo ln -s jdk1.6.0_31 java-6-oracle
(最後のは今までのJavaに合わせる配慮で、特にやらなくても問題ありません。)
で、インストールは完了なんですが、環境設定は自分でやらないといけないんだよね。面倒くさい...$ ./jdk-6u31-linux-x64.bin
"Press Enter to continue....."と聞かれたらEnter
(ブラウザが開きます。がそちらは置いといて、)
$ sudo mkdir /usr/lib/jvm
$ sudo mv jdk1.6.0_31 /usr/lib/jvm/
$ cd /usr/lib/jvm
$ sudo ln -s jdk1.6.0_31 java-6-oracle
(最後のは今までのJavaに合わせる配慮で、特にやらなくても問題ありません。)
ところがなんと!これを見越してか、面倒な環境設定を自動化してくれるスクリプトがすでに公開されています!
こちらのプロジェクトhttp://code.google.com/p/webupd8/
ちょっとわかりづらいのですが、下記のように最新版(現在0.5b)をダウンロードして実行します。(Downloadsのタブで最新版を探しましょう。)
$ wget http://webupd8.googlecode.com/files/update-java-0.5b
$ chmod a+x update-java-0.5b
$ sudo ./update-java-0.5b
すると、下のようなウィンドウが開き、どのJavaを利用するか聞いてきます。$ chmod a+x update-java-0.5b
$ sudo ./update-java-0.5b
(まあ、どちらでもいいのですが、、、)先ほどのjava-6-oracleを選んでOKをクリック。
(わかりづらくなるという、裏目に出ていますが。。。)
コンソール上で何やらメッセージが表示されて、環境がセットアップされていきます。
最後に動作確認です。
$ java -version
java version "1.6.0_31"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_31-b04)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 20.6-b01, mixed mode)
のように表示されればセットアップは完了です。あとは今まで通り利用できます。java version "1.6.0_31"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_31-b04)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 20.6-b01, mixed mode)
このツール、もともとは、複数あるJavaの中から使いたいバージョンを選ぶためにあるようですな。
というわけで以上です。(今回あえてUbuntu10.10にしたのは、次回への伏線ェ...)
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