今回はAndroid開発ではかかせないadbを利用する方法を説明しちゃいます。
pandaboard側の準備
Androidのランチャー画面より「Settings」アプリを開き、
「Applications」→「Development」の『USB debugging』に(チェックが入っていない場合は)チェックをいれます。
(このまえの手順で入れたものには既にチェックが入っている状態でした。が、一旦チェックを外して、もう一度チェックを入れる方が確実かもしれません。)
続いては、Windows XPの場合、Ubuntuの場合を見ていきましょう。
Windows XPの場合
まずは、基本的にAndroid SDKが既にインストール済みであることを前提とします。
(ない場合はこちらを見て入れておきましょう)
追加でパッケージを入れておく必要がありますので、Android SDK Managerを立ち上げます。
この中で、最低限必要なものとしてToolsの『Android SDK Platform-tools』とExtrasの『Google USB Driver package』を(インストールしていない場合は)インストールします。
※Platform-toolsの方にadbが入っています。こちらについては説明略
続いては、Android SDKのインストール先のフォルダ(インストーラーを使って入れた場合には"C:\Program Files\Android\android-sdk"です)の中の「extras」→「google」→「usb_driver」フォルダ下にある『android_winusb.inf』をテキストエディタで開きます。
端末を開きまして"[Google.NTx86]"(64bit版の場合には"[Google.NTamd64]")のセクションに下記の行を追加します。
[Google.NTx86]
; pandaboard
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0451&PID_d102&MI_01
上書き保存して閉じます。; pandaboard
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0451&PID_d102&MI_01
miniUSBケーブルでPCと接続します。これで「新しいハードウェアの接続ウィザード」が起動するはずです。
ドライバの場所選択にて、手動で先ほどのフォルダ(C:\Program Files\Android\android-sdk\extras\google\usb_driver)を選択して探索をかければADB用のドライバインストールされます。
(インストール後、再起動を求められる場合は再起動をしましょう。)
これでもう一度USBを抜き差しすれば、adbで接続できるようになっているはずです。
Ubuntu(10.04で確認)の場合
Android SDKにてWindowsの場合と同様に『Android SDK Platform-tools』を追加でインストールしておきます。(『Google USB Driver package』はWindows用のドライバであるためインストールは不要)
udevのルールファイルを新たに作成します。
$ sudo vi /etc/udev/rules.d/51-android.rules
(下記一行を追記して上書き保存)
SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="0451", ATTR{idProduct}=="d102", MODE="0666"
$ chmod a+rw /etc/udev/rules.d/51-android.rules
(下記一行を追記して上書き保存)
SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="0451", ATTR{idProduct}=="d102", MODE="0666"
$ chmod a+rw /etc/udev/rules.d/51-android.rules
これでminiUSBケーブルでPCと接続すればadbでアクセスできるようになるはずです。
ちなみにadb devicesの結果は以下のように表示されます。
$ adb devices
**略**
List of devices attached
686A00011FF00000 device
**略**
List of devices attached
686A00011FF00000 device
以上、小ネタでした。(ベンダーIDとプロダクトIDがわかっていれば大体同様の方法でいけます。正規のドライバが用意されている場合そちらを使いましょうw)
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