2012年2月12日日曜日

pandaboardでLinaro Release 12.01 Androidを試す

早速Linaroがリリースしているpandaboard用のAndroidを試してみましょう。
最新のリリースは12.01で、LinaroのHPDownloadsリンクより、pandaboard用のリンクが貼られています。
そこに手順が書かれていますので、その通りやればOKです。。。

ですが、一旦ちょっと寄り道して、現状のリリース状況を見てみましょう。
https://wiki.linaro.org/Cycles/1201/BoardSupport/Android/Panda
を見ると、Tracking PandaというのがWiFiなど動いているものが多いようです。

というわけで改めて
http://releases.linaro.org/12.01/android/leb-panda/
でインストール手順をたどっていきましょう。
基本的にUbuntu上で実施します。


まずはビルド済みイメージのダウンロードですが、ここで記載されているのはlanding-pandaのダウンロードについてです。ここはやはり、landing-pandaではなくtracking-pandaを試してみたい。ということで、"landing-panda"となっているところを"tracking-panda"に変更すればよさそう。以下一行で取得。

$ wget http://releases.linaro.org/12.01/android/images/tracking-panda/boot.tar.bz2 http://releases.linaro.org/12.01/android/images/tracking-panda/system.tar.bz2 http://releases.linaro.org/12.01/android/images/tracking-panda/userdata.tar.bz2

ブート用SDカードへの書き込みツールとして、linaro-image-toolsというものが用意されています。このインストール方法は、Ubuntuのパッケージインストーラにリポジトリを追加してインストールできるという簡単さ。書いてある通り以下の手順でOK。

$ sudo add-apt-repository ppa:linaro-maintainers/tools
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install linaro-image-tools


SDカードへの書き込みも以下のコマンド一発。

$ sudo linaro-android-media-create --mmc /dev/sdb --dev panda --system system.tar.bz2 --boot boot.tar.bz2 --userdata userdata.tar.bz2
※/dev/sdbの部分は認識されているSDカードのデバイスファイル名にあわせて変更すること

プロプライエタリなライブラリなどは上記を書き込んだ後で別途入れる必要があります。(これをやらないと正常に起動しません。)
方法は以下の通り

$ wget http://releases.linaro.org/12.01/android/images/landing-panda/install-binaries.sh
$ chmod a+x install-binaries.sh
$ ./install-binaries.sh /dev/sdb2
※/dev/sdbの部分はSDカードへの書き込みで使用したデバイスファイル名と合わせる
Enterでライセンス条項に進み、
スペースでスクロールさせ、
最後に
I ACCEPT
と打ってEnterでインストールされます。

起動させてみますと、

こんな感じ。
HDMIからの出力で、画面の解像度は1920×1080。WiFiも動くようです。


今回は以上。次回はソースコードからのビルドに挑戦してみるかもしれません。

しかしまあ、ほとんどコマンド一発と、至れり尽くせりですなあ。

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